第26回(令和５年)介護支援専門員実務受講試験(ケアマネ試験)問題8

正解は、1,2

現物給付か現金給付（償還払い）かを判断する問題

償還払いのものを覚えれば、
それ以外は現物給付と判断できるね！

1. 〇　居宅介護サービス計画費の支給
   • 居宅介護サービス計画費とは、要介護者のケアマネジメントにかかる費用のこと。
   • 要支援者の場合には「介護予防サービス計画費」となる。
   • 利用者の自己負担はなく、事業者には保険者から費用の支給がある。
   • つまり、現物給付である。
2. 〇　特定入所者介護サービス費の支給
   • 『特定○○費』は生活保護など、金銭に困窮している方を助ける制度
   • 償還払い、1度全額を支払わないといけなくなる。
   • 全額を支払う余裕は無いので、困窮者を対象とするものは現物給付。
3. X　居宅介護福祉用具購入費の支給
   • 償還払いの代表例。
   • 福祉用具の購入は、1度にお金がドカンとかかる。
   • そのため現金給付（償還払い）となっている
4. X　高額介護サービス費の支給
   • 『高額○○費』は上限金額以上の支払をした場合に、上限金額を超えた分のお金を返金してくれる制度。
   • つまり、現金給付（償還払い）。
5. X　高額医療合算介護サービス費の支給
   • 選択肢４と同じく、『高額〇〇費』なので現金給付（償還払い）。

なんで『現物給付』『現金給付（償還払い）』って言うの？

現物給付

一部のお金（自己負担分）しか払っていないのに、現物（サービス）を100%給付してもらえるから。
被保険者に給付されるのは現物（サービス）　なので、現物給付。
『法定代理受領方式』という言葉もチェックしておこう！

現金給付（償還払い）

一度費用の全額を支払ったあと、申請をすることでその一部のお金が返ってくる（償還される）。
被保険者に給付されるのは現金なので、現金給付。